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2018年 02月 17日

子ども第一主義

「子ども第一主義」これがともべ幼稚園の信念です。

「第一」主義であって「唯一」主義ではありません。つまり、第二、第三があるということです。
間違いなく第二は、保護者のみなさまです。保護者にみなさまの利便に供したいと思っています。保護者様向けのいろいろなことを、数多く行っていますが、実は第二です。申し訳ありません。
職員の存在も大切です。なぜならば、「子ども第一主義」を貫くには職員の力が必要だからです。

昨年度から始めて、今年度はより力を入れたことがあります。ひとつは教員採用についてのことです。

ご存知の通り、現在、社会的に人手不足が言われていますが、幼稚園・保育業界では、その他の業種よりも先にその波は訪れていました。
そして今、経営は園児の人数よりも教員の人数のほうが重要視されるようになっています。園児数の不足は、定員を減らすことによって給付金がカバーしてくれますが、教員の数が規定数を超えていないと、逆に減らされてしまう仕組みです。

多くの園で、今の課題は「採用」です。園の経営者向けのセミナーを見ても、ちょっと前までは「園児募集」というテーマが圧倒的多数でしたが、今では「採用」に関するテーマがほとんどです。どんな人でも、教員免許があれば採用したいというのが、多くの園の本音のようです。
セミナーでもいわゆる「イメージ戦略」でいかに学生にアピールするかをうたったものが多くあります。

幸いなことに、少しだけ早く人材難に気づくことができて、少しだけ早く動くことができたので、ともべ幼稚園では規定数以上の教員を確保することができています。

採用した多くの教員たちは、ともべ幼稚園の理念に従ってくれた「優秀」な教員たちでした。結婚などのそれぞれの都合で園を離れなければならなかった教員もここ数年は多くいましたが、彼女たちの思いは私に伝わっていました。

ですが、何人か、ともべ幼稚園には合わない人もいました。
これは、個人の技量の問題ではなく、方向性の問題です。彼女たちがともべ幼稚園を去るまでには、彼女たちも大変だったと思います。ですが、去られるほうも大変でした。

そこで私は腹を括りました。「理念に共感してくれる人」だけを採用しようと。誰でもいいから来てくださいという採用方針は止めにしました。そうすることは、働く人と幼稚園どちらにとってもプラスになるのだと思います。その成果も見えてきました。

そして、昨年の夏。

1週間松本にこもって私がしていたのは、リクルートHPのリニューアルでした。

「イメージ戦略」を捨て、理念の説明に特化しました。この理念を理解し共感してくれる人だけが応募するサイトを作りました。
その結果、それまで縁のあった学生の何人かはその縁を失いましたが、それ以上の学生に応募していただきました。
その数は、採用予定人数を超えるものでしたが、私は理念を理解し共感してくれた学生のすべてに「内定」を出しました。現在、内定者アルバイトとして、日々もがきながら4月の正式採用までに少しでも仕事を覚えようと、必死の姿が見られます。

ともべ幼稚園の先生たちは、子どもたちのために手をかけることを厭いません。私でも、ストップをかけられないことがたくさんあります。来週のおゆうぎ会を見ていただければわかると思います。
私が先生たちにできることは、できるだけたくさんの報酬(貨幣価値のあるものとそれ以外のもの)と、できるだけ直接子どもたちにかかわる仕事に時間を割けるようにすることです。

ともべ幼稚園は、幼児教育機関です。「認定こども園」であっても「幼稚園」です。
そしてその信念は「子ども第一主義」です。

昨日、保護者のみなさまにはアンケートをお願いしました。まだご回答いただいている数は少ないのですが、その記述欄には「先生たちの仕事が少しでも減るのならば」「少しでも経費削減されたり、子どもたちへの時間が増えるのならば」といったことをたくさんいただいています。
保護者のみなさまにご負担を求めることへのアンケートだったのですが、賛成のご意見をいただいた方の多くは、私の趣旨をご理解していただき、ご協力していただけるとのことで本当に胸が熱くなります。
もちろん、反対をされている方を非難するわけではありません。それぞれのご都合があります。ともべ幼稚園も「子ども唯一主義」ではありません。

反対の方が20%を超えたら、今回は見送ることがお約束です。

どのような結果でも、私は「子ども第一主義」をやめません。それに賛同してくれる職員とともに、今後も「子ども第一主義」を精鋭化していきます。
そのために考えられることは考えていきます。できることは行っていきます。もしかすると、反対の方が多くても、ストップしないことかもしれません。
それだけの「信念」と「覚悟」があります。

アンケートに締め切りまでにはもう少しお時間があります。ともべ幼稚園の理念をご理解いただいている方なら、私が、保護者のみなさんを賛成に導くためにこの記事を書いたのではないことはわかっていただけると思います。

賛成の方は「賛成」に、どちらでもよい方は「どちらでもよい」に、反対の方は「反対」にチェックしてください。

できるだけ多くの保護者のみなさまのご回答をいただきたいと思います。

よろしくお願いします。

ともべ幼稚園<笠間市(旧友部町)> 高野哲也
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ともべ幼稚園ホームページ

ともべ幼稚園 サポーターズの皆さんです。
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by tomobe-entyou | 2018-02-17 10:15 | 幼稚園 | Comments(0)
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