2011年 03月 15日
17日の卒園式について
決して「予定通り」ではありません。現在できる最大限の安全管理をしたうえでのことです。
まず、会場になるホールですが、一部壁の崩落等がありますが、業者立会いのもと安全確認いたしております。
また、当日ご説明いたしますが、年長児保護者の方には園児の隣に座っていただきます。保護者2名上でお越しの場合には、1名様のみ園児の隣にお座りいただき、他の方は後方のお席にお座りいただきます。余震等が起こった場合、いち早くお子様の安全を確保していただくためです。
年中児は参加いたしません。
来賓による挨拶等も遠慮していただきます。
園児控えの教室は2階ではなく、1階の教室を用意しております。
以上が、17日の卒園式における対策です。
なぜ、中止・延期にしないかというご意見もあるかと思います。
まず、中止という選択肢はありません。どんな形にしろ、卒園式を行い送り出してあげるのが、幼稚園の務めと考えております。
延期ということに関しましては、本日、職員会議を開き、徹底的に協議いたしました。
まず、余震を含む地震に対してということですが、ニュージーランドの震災の例をみても、専門家の解説通り、余震を含む地震の安全性が一応おさまるまでは、半年ほどの時間がかかります。それまで延期するわけにはいきません。
一番心配されるのは、放射能の影響ですが、笠間市地区において人体に影響が出るような放射能の心配が生じた場合には、予定を変更する可能性があります。
一部、関係者からの情報などとして、デマを含む根拠のない情報が錯綜しておりますが、政府見解を信じて行動する以外に確実な方法はありません。
その他、それぞれにご事情があり、卒園式にご参加されるのにも困難を生じる場合もあるかと思います。ですが、地震により少なからず通常の生活とは違うショックを受けているはずの子どもたちのために、予定通りの日程で「卒園式」を実施し送り出してあげることは、非常に意味のあることではないかと考えています。
様々なご意見があることは承知いたしておりますが、なにとぞ趣旨ご理解の上、予定通りの日程で子供たちを送り出してあげることに、皆様全力でご協力をいただきますようお願い申し上げます。
なお、前述いたしました通り、状況の変化により予定を変更する場合もありますが、その場合には緊急連絡、HP、ブログ、ツイッターなどともべ幼稚園が有する情報発信方法のすべてを使って皆様にお知らせしてまいります。
ともべ幼稚園<笠間市(旧友部町)> 高野哲也